マイホームのコーナー (別途費用編)

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折り込みチラシなどで見かける本体価格や建設費などは家の基本的な部分の完成までの価格である場合が殆どです。いわば、箱だけの状態ですから、住まいとしては不完全です。 それでは、この本体価格や建設費以外にどのような物が必要なのでしょうか。 これは、通常付帯工事、別途工事と呼ばれているもので建設費の2割程度かかります。以下は別途工事及び諸費用の内訳です。

 別途工事の内訳   金額はあくまでも一般的な価格です。

<解体工事> 坪当たり2〜3万円
建て替えの場合必要です。木造やコンクリートによって価格が違い坪当たり2〜3万程度ですが、鉄筋コンクリートの建物や作業しにくい場所だと割高になります。また、仮住まいの費用なども必要になります。

<造成> 見積り
基礎工事として軟弱な地盤では改良しなくてはならない場合もありますが、一般的には造成工事に含まれません。水災害や排水工事などの事を考えた盛土を行う必要があります。費用としては業者によってまちまちでありしっかりとした見積もりをしなければなりません

<ガス工事> 20〜30万円
電気工事のように本体価格の中に含まれても良さそうなものですが、危険工事なのでガス設備工事会社に頼むことになります。大体20〜30万程度。

<外回り> 50〜100万円
庭などの工事で庭園作りまで含めるとかなりな出費になってしまいます。塀、門、カーポートなどの基本的な物だけにし、庭作りは自分たちでゆっくりと楽しむこともできます。基本部分だけで50〜100万程度

<冷暖房工事> 120〜170万円
別途工事の中でもっとも高額な部類に入ります。最初から家に組み込む設備も多いので設計段階で決めないと工事が出来ない場合もあります。機種によって価格差が大きいので一概に言えませんが平均して150万前後です。

<照明機器・家具> 30〜50万円
トイレや台所浴室などのあらかじめ埋め込まれた照明器具は工事費の中に含まれますが、リビングなどの照明器具は用意しなければなりません。以前使っていた物も使用できますが、部屋のデザインに合わせて新しく購入する場合が多いようです。同様に家具も揃えなくてはいけませんが、すべて揃えるとなると予算が幾らあっても足りません。最低限必要な物から少しずつ買い揃えた方が無難です。
注意 周波数の違いにより使用できない器具があります。インバータータイプでない蛍光灯、電子レンジ、時計など

<カーテン> 40〜50万円
使い回しが出来ますがサイズが合わなかったり色、デザインがマッチしないことが多いので買い揃えることになります。50万程度見ておく必要があります。

 その他の諸費用の内訳   金額はあくまでも一般的な価格です。

<設計監理料> 基本的に無料
家を建てるために必要な設計図です。住宅メーカーに依頼した場合は建築費に含まれていますので不要です。設計料は建築費の5%から10%前後。

<建築確認申請手数料> 10〜15万円
建築基準法に適合しなければ家を建てることが出来ません。その申請と確認の書類で、手続きは建築業者の方で代行してくれますが、申請料として10万から15万程度必要です。

<建築工事請負契約書> 印紙代2万円
発注が決まったら契約書を交わすことになります。これが、建築工事請負契約書です。5000万以下の工事の場合で印紙代が2万程度です。地方によっては契約成立の時にお祝い事として、お酒や食事を振る舞う場合もあります。

<地鎮祭> 2〜5万円
省略してかまわないかもしれませんが、気持ちの問題で、施工主の判断です。普通で2〜5万ぐらい。

<上棟式> 5〜15万円
地鎮祭同様、施工主の判断ですがお披露目や職人さんたちへの慰労目的もあります。実行すると料理代やご祝儀などがおもな費用となります。また、地域相場がありますから事前に確かめておくべきです。最近では施工主の負担軽減のため省略する場合が多いようです。5〜15万程度です。

<水道加入金> 13〜17万円
自治体によって差があり約15万前後です。家の建て替えの場合は不要です。

<茶菓子代>
以前はかなり負担になっていましたが、最近の傾向としては不要になってきています。現場に行ったときの差入れ程度のつもりで良いようです。

<電話加入費> 7〜8万円
加入権を持っていれば数千円で済みますが、ISDNやインターネット接続などの付加機能が増えていますので各部屋にモジュラーコネクタを付けたりすると別途見積もりになります。

以上が別途工事や諸費用に含まれるものです。融資以前に必要な物もありますので資金調達を確実にしなければなりません。

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